住宅セーフティネット整備推進事業の利用を検討している方へ 住宅セーフティネット整備推進事業の利用を検討している方へ

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【初心者限定】不動産投資コーチの静岡大家です。

 

この件については、いつか書こうと思っていました。これから大家さん向けの記事ではありませんが、よかったら読んでみて下さい。

 

ちなみに住宅セーフティーネット整備推進事業というのは、住宅確保要配慮者のために空室をうまく使っていこうとするものです。・・・という、主旨を忘れて、単純に手すりかなんかつければ補助金がもらえるという風に理解されています。

 

この補助金に不正受給があったといニュースがありました。

 

先日、私の尊敬する方がFBでこの不正受給に関して記事を書かれていました。最後の一文に

 

『その事件自体はたいしたことはなくても、勤務先や本業に支障があることもありますので、お気をつけて。』

 

とありました。私もこの一文については本当に大切な事だと思っています。仮にですが、不動産投資を法人を作ってまでやっていたとします。この件でミソが付くと、いくら不動産投資と言い張っても、副業禁止規定に引っかかる可能性があるのではないかと思います。

 

この世の中、誰もが誰かのミスをつつきたくて仕方ありません。本業でのマイナス要因はできるだけ減らしておく方がいいと考えます。

 

 

 

 

この補助金を使う方法は良く紹介されていますが、その後のことが書かれていないので、ここからは私の住宅セーフティーネット補助金を使って見た感想です。

 

これを使って利回り○%アップとか、ただで○○する方法なんていうのをノウハウとして披露している人がいますが、単純に国の補助金を使うだけのことであり、こんなもんノウハウでもなんでもありません。騙されないようにしたほうがいいです。

っていっても、そこを隠されるので、わからないのですが・・・笑。

それはともかく、僕が使ってみた感想としては「やらない方がいい」です。

単純に空室がある人はこれを利用して修繕した方がいいみたいなのは主旨が違います。なんでもそうですが、補助金ってのは何かあるものです。それはわかってやった方がいいです。

 

1 募集に大きく不利。

補助金を使っての場合は、住宅確保要配慮者しか募集できません(3ヶ月間)。それ以上は一般も募集できますが、募集のちらしには、しっかりとそういう人を対象にしている旨を明示しなくてはなりません。仲介会社の営業さんに聞いても、これがいい方向へ進むことはないという返事をいただいています。

 

2 コストがあわない可能性がある。

不正が多いので一級建築士をいれて確認させているのですが、それでも不正がなくならない。単純にコストがかかるだけです。一級建築士をかませる料金を考えると数戸程度の空室ではバランスが悪いように感じます。

 

3 入居者に恐ろしく不人気

当然ですが、一番コストのかからない手すりをつけました。要配慮者は訪れず、一般の方にご入居いただきました。一般の方にとって手すりは不要。もちろん内見して入っていただいているのですが、引越時に超うざかったようです。出て行く時につけるから、外していいか聞かれました。それほどいらない存在です。

 

とにかく、そもそもなぜこういう制度があるのかを考えた方がいいです。すくなくとも住宅確保要配慮者を入れる覚悟がない人はやらないほうがいいです。住宅確保を配慮してあげなくてはならない人がどんな人かは想像すればわかるでしょう。そういうことです。

今回は、水増し請求で不正をがバレたようです。私も工事に関しては適正な価格と実施を確認していますが、一級建築士を使う料金が高いと感じていました。もしかしたら水増しされているかもしれません。でも、まあ、建築士の監督・手続き代行なんて価格はあってないようなものですよね~どうなるのかはわかりません。

 

この件に関して、あまりデメリットが伝わっていないようなので参考までに書いてみました。

個人的には1戸あたり最高100万円補助金がでるってのは美味しいです。確かに美味しいけど、その後のデメリットも良く考えておく必要があると思います。私も一時5戸空いたので検討してやる事にしたのですが、計画中に3戸埋まったため、2戸での申請になりました。収支は悪くなりましたが、結果的に2戸で済んでよかったという思いもあります。考え方ですが、戸数が少ない人にとっては良く考えて使わなくてはならないかと思っています。

繰り返しますが、メリットだけでなく、デメリットも把握して検討してみてくださいね。ではでは、ごきげんよう。